魂の片鱗に触れる芸術を

Sumire Hirakawa

1998年 福岡県生まれ
2020年 慶應義塾大学総合政策学部卒業

主に幼児期の発達心理学を学び、愛着形成や自己認識の発達、認知発達の過程を観察・研究する。
2021年に芸術と出会い、独学で技術を体得。国内外で活動し、2024年にはヨーロッパ7都市にて2ヶ月間の滞在制作を行う。
2年間で6度の個展を開催し、企業・個人蔵のオーダー作品も数多く手がけている。
参加したグループ展示会は、日本の美術(上野の森美術館)、国際平和美術展(金沢21世紀美術館/国立ベトナム博物館)、Intercontinental Expression Japan(グランドニッコー東京台場ギャラリー21)などがある。
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Statement

Sumire Hirakawaの創作は、人間の霊的再生という尽きることなき希求を内包する。

彼女は語る。

『私は、人間を肉体的存在であると同時に、霊的存在として捉えている。芸術は、私たちに魂の存在を思い出させる。

そして”実体”と”魂の輝き”が一致した時、生命は再び本来の輝きを放つ。』と。

彼女の制作は、日々の内面の探求から始まっている。
やがて、その探求は指先へと流れ、身体が動き出すと、その主題は個人的な観察や内省などの自我を超え、魂が光を取り戻すための造形へと昇華されていく。

”内面”と”外界”を再び結び直す力としての造形は、三次元を逸脱し、現実と霊性の交わりから生まれ出る“産霊の結晶”として立ち現れる。

透過性、多次元性、スケールやボリュームの変化、身体性、偶然性、そして極限まで研ぎ澄まされた美意識と純度──

彼女によって精緻に見極められた造形は、時空の境界を揺らし、鑑賞者を物質世界と不可視領域の狭間へ誘う。

単なる五感への訴えかけではない。沈黙の中で深淵を覗き込むと、深淵もまたこちら側を覗いているかのような感覚を呼び覚ます。

彼女は、光と影(シャドウ)を受容し、自我の皮が一枚ずつ剥がれ落ちた果てで、”実体”と”魂の輝き”が一致する瞬間に出会った。
そのプロセスこそ、彼女が尊ぶものであり、人間の霊的再生への道なのだ。

経歴

【2023年】
第28回 日本の美術 全国選抜作家展/上野の森美術館,東京

SUMIRE HIRAKAWA展 ー信念が未来を創るー/新御徒町,東京

青の世界/銀座アートストンギャラリー,東京
第31回 国際平和美術展 WORLD PEACE ART EXHIBITION 2023/金沢21世紀美術館,石川
第31回 国際平和美術展 WORLD PEACE ART EXHIBITION 2023/国立ベトナム歴史博物館,ベトナム

クリエイティブ文化祭2023/越谷レイクタウン,埼玉
Intercontinental Expression Japan/グランドニッコー東京台場 ギャラリー21,東京

SUMIRE HIRAKAWA展/田原町,東京

SUMIRE HIRAKAWA展/田原町,東京

SUMIRE HIRAKAWA展/田原町,東京


【2024年】
SUMIRE HIRAKAWA展/田原町,東京
ヨーロッパ7都市にて2ヶ月間滞在制作/パリ,バーゼル,ヴェネツィア,ローマ,バチカン市国,バルセロナ,マドリード


【2025年】
SUMIRE HIRAKAWA展/みなとみらいギャラリー,神奈川